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金融サービス分野でオープンイノベーションを目指すプログラム「MUFG DIGITAL ACCELERATOR」の説明会が2016年12月20日、東京・渋谷のイベントスペース、dots.で開催され、同プログラムへの応募を検討しているベンチャー企業や起業家が、主催する三菱UFJフィナンシャル・グループや三菱東京UFJ銀行の担当者たちと意見交換などを行った。プログラムの実施は今回で2回目。採択された企業は、MUFGグループのサポートを受けながら、新規ビジネスの立ち上げを推進していける。

■幅広いベンチャー企業からの参加を呼び掛ける

説明会に先立ち、三菱UFJフィナンシャル・グループ デジタルイノベーション推進部の柏木氏が挨拶。同プログラムから多くの協業が生まれたことに触れながら「良さはメンター陣にある」と強調し、「革新的な事業を立ち上げるという意欲のある、多くの方と力を合わせたい」と伝え、応募を促した。

resize_img_3843▲三菱UFJフィナンシャル・グループ デジタルイノベーション推進部 柏木氏

 

続いて、同部シニアアナリストの藤井氏が、プログラム設立の背景や概要、既に3つの事業が実用化されている第一期の成果などを報告した。「さまざまなテクノロジーが生まれている中で、競争に勝ち抜くためにはオープンイノベーションは欠かせない」と話し、フィンテックをはじめ、AIやIoT、リスクマネジメントなど、幅広い先端技術が対象になることを伝えた。今回は最大で7社を採択する予定とのこと。

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▲三菱UFJフィナンシャル・グループ シニアアナリスト 藤井氏

なお、募集の受け付けは既に行われており、締切は2017年1月22日(日)まで。スケジュールは以下のようになる。

▼2017年1月下旬一次選考(書類)

▼2月上旬二次選考(面談)

▼3月中旬(4カ月間)プログラム開始

▼5月中旬インターナルDEMO DAY

▼7月28日(金)DEMO DAY

 

■メンターの伊藤羊一氏がモデレーターとして登場。

この後、プログラムでメンターとして活躍するヤフーの伊藤羊一氏がモデレーターを務め、パネラーとして第一期参加企業のアルパカHead of Japan R&Dの北山朝也氏、ゼノデータラボ代表取締役の関洋二郎氏、スマートアイデア代表取締役の江尻尚平氏が登壇。プログラムに参加するメリットや新規ビジネス創設の道のりなどを紹介した。

resize_img_3875▲メンターとして活躍する伊藤氏

伊藤氏は「手前味噌ながら」と前置きした上で、「このプログラムの良さはメンター」と強調。「業界の著名人が真剣にアドバイスする。本気度が違う」と話した。

resize_img_3893▲写真左から、ヤフー・伊藤氏、ゼノデータラボ・関氏、スマートアイデア・江尻氏、アルパカ・北山氏

北山氏は金融とはまったく畑違いの業界出身で知識もなかったが、「プログラムを通じ、金融機関のニーズが学べ、業界の人たちとの付き合い方に理解を深められたのが良かった」と述べた。江尻氏は、メンターたちのアドバイスを受けながら当初想定していたのとは異なったビジネスが生まれた経緯を説明し、「自分一人では決して出来ないことだった」と伝えた。関氏は普段なかなか会うことのできない専門家と直接話ができる利点を述べると同時に「プログラムに参加することでメディアに取り上げられ、チャンスも広がった」とPR上のメリットも提示。そして伊藤氏は「多様な角度からアドバイスを多くもらえる。しかし、それらを参考にしながら、最後は自分で決めることが肝心」と、参加を検討する企業に注意を促した。

 

■取材後記

金融は非常に独特な業界だ。ニーズや慣習がわかりにくいところがあり、また、どのようなテクノロジーがどんなふうに生きてくるか、未知数でもある。だからこそ、革新的なサービスを生み出したいと考えているのなら、同プログラムへの応募は外せないところだろう。パネラーの3人が「99%いいことしかない。応募は絶対にすべき」と語っていた通りである。

 

※参加資格などに関する問い合わせはhttp://www.bk.mufg.jp/innovation/accelerator/まで。

 


 

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